2回目の緊急事態宣言中の2021年2月中旬、四条通に巨大な厄除ちまきが登場しました。
この記事では、巨大厄除ちまきの設置期間や設置場所などについてご紹介したいと思います!
そもそもちまきって?
ちまき(粽)とは、毎年7月に行われる祇園祭の際、各山鉾町で販売される「蘇民将来之子孫也」の護符が付いた厄除けのお守りのことです。
その昔、牛頭天王(素盞鳴命)が旅の途中、蘇民将来に一夜の宿を求めた。
蘇民将来は貧しかったのにも関わらず、非常にあたたかくもてなし、これに感謝した天王は「蘇民将来の子孫は疫病を免れる」と約束し、その目印として「茅の輪」を腰につけさせたという故事にちなむ。
ちまきは玄関先に飾るのが一般的で、京都の街を歩くと頻繁に見かけます。
たくさんの種類がある山鉾のちまきの中で、一番人気なのが「長刀鉾」。
長刀鉾のちまきには、「厄除け・疫病除け」のご利益があるとされ、毎年多くの人が購入しています。
四条通に登場した巨大厄除ちまき
2021年2月中旬、四条通に巨大な長刀鉾の厄除ちまきが登場しました。
商店街組合「四条繁栄会」が「新型コロナ退散」を祈願して設置されたもので、四条通東端にある八坂神社でご祈祷を受けています。
大きさは約2mあり、写真では伝わりにくいですがめちゃくちゃ大きいです。
巨大ちまきの背面には、四条の歴史や祇園祭が紹介されている四条繁栄会HPにアクセスできるQRコード。
このHPによると、ちまきが掲げられる期間は、6月30日(水)までを予定しているそうです。
ちゃんと「蘇民将来之子孫也」の護符も付いています。
この護符だけでも通常のちまきより大きい感じ。
ちなみに、変わった書体をしている長刀鉾の「長」の字は、あの織田信長が書いたものと伝わっています。
※あくまで言い伝えです。
巨大ちまきの材料は、通常のちまきと同じイグサが使われているように見えます。
巨大厄除ちまきは6ヶ所にある!
この巨大ちまきですが、なんと計6個も設置してあります。
設置場所について、東から順にご紹介します。
木屋町通付近
南側:四条木屋町ビル前
北側:マツモトキヨシ京都四条河原町店前
麩屋町通付近
南側:京都信用金庫四条支店前
北側:ノムラテーラー前
烏丸通付近
南側:A.P.C KYOTO前
北側:三井住友銀行京都支店前
四条通の巨大厄除ちまきまとめ
以上、四条通にいきなり登場した巨大厄除ちまきについての紹介でした。
大きな厄除のご利益で、新型コロナウイルスが早く終息するといいなぁと思います。
四条通にお越しの際は、ぜひ巨大ちまきを見てみてくださいね!