まだまだ油断を許さない新型コロナウイルス。
緊急事態宣言は解除されたものの、全国的にジワジワとまた増えてきていますね…。
この先どうなるか、本当に心配です…。
6月初旬、疫病退散などの信仰を集めている祇園の「八坂神社」では、医療従事者の皆さんへの感謝を表すライトアップが行われました。
この記事では、撮影した写真とともに、その様子をお伝えします！
朱の八坂神社が感謝と祈のブルーライトアップ
京都で最も有名な神社の一つである八坂神社。
7月中に行われる「祇園祭」でも知られ、朱色の「重要文化財『西楼門』・正門『南楼門』」は東山の顔となっています。
祇園は驚くほど人が少ない。今回ライトアップが行われたのは、西楼門の左右です。
美しい朱色をなぜ「ブルー」にライトアップしたのでしょうか？
ブルーライトアップされた八坂神社の西楼門それは、新型コロナウイルスへの対応を最前線で行ってくださっている「医療従事者」の方々への感謝の気持ちを示すためです。
楼門前のツツジも美しい。ブルーライトアップは日本各地で行われていて、京都では他にも京都タワーや二条城でも行われました。
ご案内
新型コロナウイルスの医療関係に従事される皆様方への感謝と早期収束の祈りを込めて午後八時から午後十時までブルーライトアップ実施中
八坂神社
向かって左の「感謝」。
下には協賛されている企業やお店の名前が書いてありました。
向かって右の「祈」。
超達筆な文字ですよね〜！
こちらも同じように下に協賛者名が書いてありました。
正面から見るとこのような感じです！
いつもより人が少なく、暗い祇園に朱色の楼門とブルーのライトアップ。
とても神秘的な感じがありました！
祈りの茅の輪と護符のマスク
疫病退散を祈る茅の輪、疫神社
八坂神社の本殿近くと摂社・疫神社前には、疫病退散を祈り2つの茅の輪が設置してあります。
茅の輪の由来などは以下の通り。
八坂神社のご祭神素戔嗚尊はその昔、蘇民将来に、「世に疫病流行すれば、蘇民将来の子孫といい、茅の輪をつけておれば免れさせる」と約束されました。
この茅の輪をくぐるのは、この由来によるものです。此度この素戔嗚尊の神域にて茅の輪をくぐりました皆様が現在流行の新型肺炎感染症なる疫病に罹ること無く、無病息災にお過ごしになられること心よりご祈念申し上げます。
一日も早い平穏な世の中になりますようご祈念申し上げます。
八坂神社※茅の輪前の説明書きより引用
通常、八坂神社では6月30日の「大祓式」と「疫神社夏越祭」に合わせて茅の輪が設置されるのですが、今年は3月初旬から常設されています。
「季節外れ」の茅の輪が登場したのは、コレラが流行した明治10年（1887）年以来で、なんと143年ぶりとのことです。
「蘇将来命」をお祀りする「疫神社」は無病息災の信仰を集めており、社前の説明書きによると、令和元年（2019）7月31日に社殿の修復が竣工されたそうです。
社殿がキレイになった翌年に大活躍！
ちなみに、八坂神社では茅の輪の御朱印が授与中でした。
茅の輪に囲まれた「蘇民将来子孫」、「無病息災」「疫病退散」「祈」の墨書き。
とてもありがたい感じがしますね。
大国さまとうさぎさんもマスク姿に
大国主命をお祀りし、縁結びなどの信仰を集めている大国主社前には、日本神話の「因幡の白兎」がモチーフとなった「大国さまと白うさぎ像」が設置されています。
八坂神社内でも人気のこの像がなんと…マスクを着用していました！
特製のマスクには「蘇民将来子孫也」の護符がついており、とてもご利益がありそうな感じです。
蘇民将来子孫也の護符うさぎさんもぴっちりマスクを着用しています。
大切にされているのがよくわかりますね！
人が全くいない夜の八坂神社
夜の八坂神社は今まで何度か訪れたことがあるのですが、これほど人がいないのは初めてでした。
普段は主に外国人観光客の方々が夜までたくさんいたのですが、コロナの影響でひっそりとした境内に。この神聖さもある雰囲気は好きなのですが、活気がなくて少しさみしい感じもあります。
「すごい、かっこいい！」と思って撮った灯籠の写真。
写真の現像中に猫ちゃんが写り込んでいることに気付いて笑っちゃいました。
どうやら八坂神社の奥の円山公園には、野良猫がそこそこ暮らしているらしいです。
また気が向いたら戯れに行きたいと思います！
まとめ
この記事では、ブルーにライトアップされた八坂神社のコロナ関連情報についてご紹介しました。
八坂さんのご利益とみなさんの祈る気持ちで、コロナが早く終息し、普段の生活に戻れることを願っています。
医療従事者の方々に言葉で感謝するのはなかなか出来ませんが、募金で感謝を伝えることが出来ます。Tポイントでも募金可能なので、余っている方はぜひ…！
「コロナ医療支援募金（Yahoo!基金）
