京都には、伏見稲荷大社の狐や北野天満宮の牛など、境内に動物の像がたくさん設置してある神社が複数あります。
今回ご紹介する「岡崎神社」もその一つで、境内にはたくさんのうさぎがいます。
この記事では、うさぎ神社とも呼ばれている「岡崎神社」の魅力について、うさぎを中心に迫ってみたいと思います。
- 岡崎神社の歴史
- 岡崎神社になぜうさぎがいるのか
- 岡崎神社境内にいるうさぎの数
- 岡崎神社の”隠れうさぎ”の場所
岡崎神社ってどんな神社?
岡崎神社は、京都市左京区にある神社です。
歴史は古く、平安時代の平安京遷都の際、桓武天皇の勅願により、都の王城鎮護のため四方に創建されたお社の一つとされています。
本殿には、速素盞鳴尊・奇稲田姫命・三女五男八柱御子神が祀られており、古くから厄除けや子授け、安産の信仰を集めています。
岡崎神社にはなぜ「うさぎ」がいる??
うさぎは岡崎神社の神使。
その昔、岡崎神社周辺の山は野うさぎの生息地であり、いつしか「神のお使い」になったそうです。
うさぎはたくさんの子供を産む動物であることから、子授けの信仰を集めているとのこと。
また、岡崎神社は、御所の卯の方角(東)にあることから、うさぎ信仰が生まれたという説もあります。
岡崎神社のうさぎは何匹?
岡崎神社を訪れた私の脳内に、一つの疑問が浮かびました。
気になり始めたら、しっかりとした答えが気になる性格。
ということで…実際に数えてみました!
カウント対象のうさぎと対象外のうさぎは以下の通りです。
カウント対象のうさぎ
- 狛うさぎ
- 提灯の描かれているうさぎ
- 本殿前に並べられたうさぎみくじ
- 建物や掲示物に描かれているうさぎ
カウント対象外のうさぎ
- 社務所のうさぎ(迷惑になるため)
- 絵馬のうさぎ(多すぎて正確な数が出せないため)
結論を先に言うと、岡崎神社境内にいたうさぎの数は…
294匹でした!
うさぎの数は日によって変わりますし、見落としたうさぎもいるかもしれないので、あくまで「大体このくらいなんだ〜」と捉えてください。
細かい内訳を写真と共にご紹介します。
狛うさぎ
狛犬ならぬ”狛うさぎ”は、境内に10匹いました。
デフォルメされたうさぎから、リアルなうさぎまで様々です。
こちらは令和元年(2019)に新しく設置された狛うさぎ。
口元のωがいい感じです。
ちなみに、向かって右の阿形がオスうさぎで、左の吽形がメスうさぎ。
手水舎には、黒御影石で作られた立派な子授けうさぎ像が安置されています。
この子授けうさぎ像に手水舎の水をかけて、お腹をさすってから祈願を行うと、子宝に恵まれるとされています。
子授けうさぎ像の周辺には、たくさんの絵馬が奉納されています。
かわいいうさぎのイラストが入った絵馬には、子授けや安産などのお願い事が目立ちました。
近くからは撮影しませんでしたが、拝殿の右側には「縁結びの招きうさぎ」、左側には「金運の招きうさぎ」が安置されています。
提灯のうさぎ
岡崎神社がある丸太町通りには、奉納された提灯が並び、その後ろにはうさぎのイラストが描かれています。
その他、境内に吊るされている提灯数個にもうさぎのイラストがあり、79匹のうさぎを発見することが出来ました。
うさぎみくじ
本殿前にある舞台(?)には、ピンクと白の小さなうさぎがズラリと並べられています。
このうさぎ達の正体は、岡崎神社で授与されている「うさぎみくじ」。
参拝者がうさぎの中に入っているおみくじを取り出した後、ここに奉納することによって、このようなインスタ映えな光景が生まれています。
このうさぎ達の数を数えてみると…
183匹でした!
これだけ多く並んでいると圧巻です。
うさぎみくじは、社務所にて500円で授与されていますので、運試しをした後に奉納してみてはいかがでしょうか。
もちろん、持ち帰って家に飾るのもありですよ!
看板や掲示物など
その他、社務所の窓やライト、狛うさぎの台座などに22匹のうさぎがいました。
本殿にある階段には、金のうさぎ6匹の装飾が施されています。
岡崎神社の”隠れうさぎ”
某夢の国の園内には「隠れミ○キー」が存在していますが、実は岡崎神社の境内にも「隠れうさぎ」がひそんでいるのです。
その「隠れうさぎ」がいるのは、狛犬の台座部分です。
岡崎神社境内には、計6体の狛犬が設置してありますが、このうち「階段脇の2体・神社の入り口近くの2体」の4体の台座部分に「隠れうさぎ」がひそんでいます。
その隠れうさぎがコチラ!
階段脇の2体(画像上2枚)のうさぎは、まだ「うさぎ」と判別できるのですが、神社入り口近くの2体(画像下2枚)は劣化により、よく見ないと「うさぎ」と分からないレベルになってます。
他にも「隠れうさぎ」がいるかもしれないと思い、詳しく探してみましたがこれ以上の発見は出来ませんでした。
もし、これ以外の「隠れうさぎ」を発見した方は、ぜひ教えて下さいね!
岡崎神社は『御朱印』にもうさぎ!
岡崎神社には、もちろん御朱印があります。
そして、御朱印にはもちろんうさぎがいます!
中央に大きく「東天王」の墨書きと「東天王」「岡崎神社」の印。
そして、左上に存在感のあるうさぎの印が押してあります!
新型コロナの影響で、この日は書き置きのみの対応でしたが、御朱印を貰えるだけありがたいですね!
まとめ
以上、岡崎神社のうさぎについてのご紹介でした。
次の卯年は令和5年(2023)!
きっとこの年は、たくさんの参拝者であふれることでしょうね!
うさぎの数は、ゆっくりと境内を見て回りながら、約1時間をかけて数えました。
うさぎみくじの多さには苦戦しましたが、伏見稲荷大社の本宮祭の提灯を丸2日かけて数えたときに比べたら超楽勝でした(笑)。
「本宮祭の提灯の数」が気になる方は、こちらの記事をぜひ読んでみてくださいね。
岡崎神社の基本情報
正式名称 | 東天王岡﨑神社 |
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住所 | 京都市左京区岡崎東天王町51 |
社務所の時間 | 9:00~17:00 |
公式HP | https://okazakijinja.jp/ |
岡崎神社へのアクセス
- 京都市営バス”岡崎神社前”下車、徒歩すぐ
(32・93・203・204号系統) - 京都市営バス”東天王町”で下車、西へ徒歩約3分
(5・急行100号系統)